ケーススタディ

起こらない方がいいに決まっていても、起こってしまうのが万が一のこと。
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そんな不安に、お客様と一緒に向き合います。

火災保険の補償内容が十分か不安です

家を建てる時に火災保険に加入しましたが、どんな時に補償が受けられるのかがよくわかりません。建物だけではなく家財の補償はどうなっているのか、ここ最近増えている洪水など台風被害を受けた際に保険金が出るのかなど、内容の説明と見直しをお願いしたいです。

家を建てる時に火災保険に加入しましたが、どんな時に補償が受けられるのかがよくわかりません。建物だけではなく家財の補償はどうなっているのか、ここ最近増えている洪水など台風被害を受けた際に保険金が出るのかなど、内容の説明と見直しをお願いしたいです。

□現在の補償内容のご確認

 保険会社から送られてくる契約内容のご確認をご覧になり、現在の補償内容について確認したいとのことでした。実際に現在ご契約の火災保険の証券をお持ちいただき内容を確認させていただき、以下のような内容であることをご説明しました。

・建物の補償のみ 保険金額2,500万円

・水災(浸水や土砂崩れで被害を受けられた場合)の補償は対象外

・風災免責 あり

・臨時費用、地震火災費用の補償あり

・地震保険の付帯あり

・保険期間35年 一括払

 家を新築した際にご契約いただいてから、契約内容の詳しい確認をしていなかったため今回のご説明でまず現在の状況がわかり、不安な点があることが分かったとのことでした。

□補償内容に対する不安の聞き取り

 次に、現在の補償内容をご確認いただいたうえで、不安に思われていること等についてお伺いしました。

・水災の補償がついておらず、台風で川が氾濫して家が浸水した際に補償が受けられないのが不安。

・家財について火災も心配だが、家電製品が落雷で壊れてしまった話をよく聞くので補償の対象にしたい。

・子供が小さいので、遊んでいるときなどに自宅を誤って壊してしまった時に補償が受けられるように出来るか。

□不安や疑問の解消・ご提案

 まず、水災の必要性について、お客様がお住まいの地域のハザードマップで川の氾濫や土砂崩れが発生する危険度について確認しました。ご契約の対象となる建物が建っている場所は大きな河川は近くにはないものの、用水路が近く、大きな台風が来たり、線状降水帯による長時間の降雨があったりした場合は浸水が起こる可能性があることが分かりました。浸水の被害にも備えたいとのことでしたので、ふたつの方法についてご提案しました。

  • 現在ご契約の火災保険に水災補償を付帯する
  • 現在のご契約を解約し、新たに水災補償を付帯した火災保険に加入する

①を選択された場合、現在のご契約は35年契約で安価な保険料で長期にわたる補償が受けられるメリットがありますが、水災の補償についてはご契約された際の火災保険の補償内容となるため、床下浸水では保険金が支払われない等のデメリットがあり、②については床下浸水であっても地盤面から45㎝以上の浸水であれば補償の対象になる可能性がある等、補償内容が充実するというメリットと、新しい10年が最長の保険期間となるため保険料が上がってしまうというデメリットがあることをご説明しました。

①については現在の火災保険の担当者に見積を依頼してみるが、②の場合の保険料と切り替えた場合の補償内容について知りたいとのお申し出がありましたので、お見積りを作成、その際に家財の補償、不測かつ突発的な事故に備える破損・汚損特約を付帯した場合についてもご説明しました。また、家財の補償、破損・汚損の補償についても、現在のご契約に中途付帯することも出来るとお伝えしました。

□ご提案後

 ご相談の後、現在のご契約に水災補償を中途付帯した場合のお見積書と補償内容について比較したところ、保険料は高くなるものの、新しい保険に切り替えをした方が補償内容が充実することが分かったため、新しく火災保険に加入したいとご連絡をいただき、ご契約となりました。

新しい契約を勧めるだけではなく、現在の契約を活かして補償内容を充実させることも提案してもらえたことで、自分で納得がいく方法を選択できたと仰っていただくことが出来ました。

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